カンヌ映画祭 日本人監督の作品が公式上映
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NHK 5月24日 9時53分
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フランスで開かれていることしのカンヌ映画祭で、最優秀賞を競う部門にノミネートされた、河瀬直美監督の作品「光」が公式上映され、観客から大きな拍手が送られました。
河瀬監督の最新作「光」は、視覚障害者向けの映画の音声ガイドを作っている女性と、次第に視力を失っていく男性カメラマンの物語で、2人のやり取りを通して、「見る」、「見える」とはどういうことかを問いかけています。

この作品は、フランスで開かれている世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭で、最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門にノミネートされ、23日、会場で公式上映されました。河瀬監督や、出演した俳優の永瀬正敏さんなどが、レッドカーペットを踏みしめながら会場に入り、上映が終わると観客から大きな拍手が送られました。

上映に先立って河瀬監督は、NHKのインタビューに応じ、「私たちは見ているつもりでも、実は見えていないことがたくさんあります。だから自分に問うとか、考える、見つめるということが、とても大切だと思います」と話していました。

カンヌ映画祭は今月28日まで開かれ、最終日にパルムドールの受賞作品が発表されます。