0001鳥獣戯画 ★
2022/08/07(日) 10:58:12.42ID:CAP_USER『HUNTER×HUNTER』で絶大な人気を誇る「幻影旅団」という盗賊団は、戦闘狂やミステリアスなキャラなど、個性豊かな団員たちで構成されている。その団員の1人であるウボォーギンは幻影旅団のメンバーの中でも抜群のフィジカルの強さを誇り、持ち前の巨漢もあいまって旅団の強さを象徴するような目立った存在だった。
そんなウボォーギンは、幻影旅団に対して復讐を誓うクラピカに狙われ、旅団メンバーに特化した念能力「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」によって捕らえられる。その後、旅団のメンバーにより一度は解放されたウボォーギンだが、クラピカとケリをつけるために1対1の戦いに臨んだ。
だが、あらかじめ幻影旅団との戦いだけを意識し、己の念能力に「制約と誓約」を課したクラピカは、ウボォーギンを圧倒。心臓に打ちこまれた「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」により、ウボォーギンは心臓を握りつぶされて死亡する。
ウボォーギンは純粋に強者との戦闘を楽しむ男で、守るものがあるほど力を発揮するタイプと言われていた。そのため、クラピカが仲間の居場所を聞き出そうとしても絶対に答えず、ジャッジメントチェーンを心臓に打ちこまれ、自分の命が尽きると分かりながらも仲間の情報は決して漏らさなかったのが見事だった。
最期まで仲間を守り抜き、死んでいったウボォーギン。豪快なところや、何が合っても己の信念を曲げなかった男らしい部分に好感を抱いた人も多いのではないだろうか。もしウボォーギンが生きていれば、やがて幻影旅団に訪れる運命は多少変わっていたのかもしれない。
■自らの命を犠牲にして仲間割れの危機を救った心優しき女性・パクノダ
続いて紹介するのはウボォーギンと同じく幻影旅団のメンバーの1人であるパクノダ。鼻筋のとおったエキゾチックな顔つきと、胸元が開いたセクシーな衣装が印象的なキャラクターだ。
特質系の能力者であるパクノダは、人やモノに触れることでその人の記憶を読むことができ、自分の記憶を弾にこめて銃を撃って相手にその記憶を与えることができるなど、かなりレアな能力を持っていた。
作中、クラピカが幻影旅団の団長クロロを捕らえ、逆にゴンとキルアが旅団に捕まってしまうという事態に。交渉の末、互いに人質解放を行うことになるのだが、そのときクラピカはクロロに念能力の使用禁止と、今後旅団員とは一切の接触を絶つこと。パクノダには人質の解放と、クラピカに関する情報を一切漏らさないことを告げる。その条件を飲んだ2人は、約束を破ったらクラピカの念能力で心臓を握りつぶされるという誓約を交わした。
だが、このままだと幻影旅団のメンバーは団長が帰ってこないことに不審を抱くことは避けられず、パクノダが敵に操られているのではという疑念も晴れない。場合によっては旅団内部で仲間割れが起こる可能性もあった。
そのためパクノダは旅団設立時のメンバー6名に向けて、自分の記憶を伝えるために念能力の銃を発射。当然この行為はクラピカと交わした誓約に反するため、彼女はその場で息絶える……。
誰よりも団長や旅団のことを思って行動したパクノダ。彼女は路地裏のネコに声をかけるシーンがあるなど、心優しい人間味あふれる性格だったこともあり、個人的に死んでほしくないキャラの1人だった。
■キルアを見守ってきたゾルディック家の執事・ゴトーの悲しき最期
ゴトーは、キルアの実家であるゾルディック家の執事長を務める人物。極道のようないかつい見た目から一見怖そうに思えるが、誰よりもキルアのことを思って行動していた。ゴンやレオリオがキルアの実家まで迎えに行ったとき、ゴトーは生まれたときから知っているキルアのことをどれだけ大切に思っているかを明かしている。
その後、瀕死のゴンを助けるためにゾルディック家からアルカを連れ出したキルア。一方、アルカの底知れない能力を危惧したイルミは、アルカの命を狙って襲撃する。そのイルミと組んでいるヒソカが、キルアに同行していた執事たちに襲いかかった。
そして、このヒソカとの戦いに敗れ、死亡したゴトー。ヒソカが放った強烈な初撃を目の当たりにしながら、ゴトーが他の執事を先に行かせたのは、おそらくまともに戦って勝てる相手ではないと悟ったからだろう。キルアのために少しでも時間を稼ぎ、一人で犠牲になったゴトー。キルアを我が子のように想っていた彼の死は本当に悲しかった。
※一部略
ふたまん2022.08.07
https://futaman.futabanet.jp/articles/-/122311