2019.07.28 09:05
 国民的アニメ「機動戦士ガンダム」が、シリーズ開始から40周年を迎えた。昨年5月には、NHK BSプレミアムで人気投票企画「ガンダム大投票」が実施されると大反響。テーマ曲の部門で、自身の楽曲が1位、3位に入った歌手・森口博子は、8月7日に記念のカバーアルバム「GUNDAM SONG COVERS」をリリースすることになった。いわゆる“ファーストガンダム”の前を描いた「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」でも主題歌を務めた森口に、40周年の歴史と、作品の魅力を聞いた。

−第1作「機動戦士ガンダム」放送が1979年。今年で40周年を迎えました。最大の魅力はどこだと思いますか。

森口 1979年から一貫して、善悪では語れない複雑な人間模様を描いていること、これに尽きると思うんですよね。(戦いを)終わらせたいのに終わらせられない矛盾の連鎖というか。今現在も、現実に争い事、紛争とか、世界で起こっているじゃないですか。舞台は宇宙であり地球であったりするんですけど、非現実的ではありながらも、現代社会ともすごくリンクしているところがあります。

−ご自身が後期のテーマ曲(水の星へ愛をこめて)を務めた「機動戦士Zガンダム」の終わりもなかなか衝撃的なものでした。

森口 「Z」のカミーユが最後、精神崩壊してしまうというのは、現代でもいろいろ聞く話ですよね。社会との摩擦とかコミュニケーションの中で、(心が)壊れていくとか。私の歌の歌詞にもあるんですけど、やっぱり人は一人では生きていけない。あんなに頑張ったのに、全てを失うっていうのはすごく酷じゃないですか。それでも生きていかないといけないというのは、すごく突きつけられるというか、現代社会写している部分もある。ガンダムシリーズは一貫してテーマが変わらない、普遍的。流行じゃないってことですよね。

−「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では、ジオン軍側から描かれたことも話題になりました。

     ===== 後略 =====
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