「少しでも救われますように」「何年でも待ちます」―。アニメ制作会社「京都アニメーション」(本社・京都府宇治市)のスタジオを狙った放火殺人事件を受け、同社が手掛けた人気アニメ「らき☆すた」の舞台地となった埼玉県久喜市鷲宮の鷲宮神社には週末、絵馬を奉納するファンが相次いだ。
事件の凄惨さに心を痛め、被害に遭った人々の冥福と無事を祈る声がアニメの聖地から広がっている。 

 「多くの作品を見て、笑ったり涙したりしました。どうか、クリエイターとスタッフの方々が、1日でも早く快復されますように」。
21日午後、久喜市鷲宮の鷲宮神社。夏祭りの準備に慌しい境内で、さいたま市桜区から訪れた男性会社員(28)はそっと絵馬を奉納した。

 初めて見たアニメが「らき☆すた」だった。日常を魅力的に描く京アニの作品が好きで、つらい現実に直面するたび、キャラクターの頑張る姿に励まされた。
大学と大学院に通っていた6年間を京都で生活。京アニの本社や襲撃されたスタジオも訪れていただけに、「まさかこんな事件が起きるとは思わなかった。今でもやり切れない」と唇をかみ締める。
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