手塚治虫ら多くの漫画家が暮らした東京都豊島区のアパート「トキワ荘」の住人だった水野英子さん(79)の代表作「星のたてごと」の壁画モニュメントが1日、新宿区西落合の都営大江戸線落合南長崎駅構内に登場した。

 壁画の中央に立つとヒロイン、ヒーローのどちらかとツーショット撮影ができる構図は水野さんの発案。豊島区と地域が進める「マンガの聖地としま!モニュメント」の5基目で、午後にお披露目会が行われた。

 水野さんは腰を痛めて欠席し、長男の春暁(はるあき)さんが「プリンセスか貴公子になったつもりで撮影を楽しんで」としたメッセージを代読。豊島区の高野之夫区長は「住民が一つ一つ丁寧に育てているトキワ荘の取り組みは、全国に発信できる文化だ」とあいさつした。

 トキワ荘は平成32年3月に同区で復元される予定。

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