2018/9/8 16:30
石塚運昇さんの思い出話も……『カウボーイビバップ』極音上映会トークショー“音ビバップ“レポート|菅野よう子さんの名曲の数々には驚きのエピソードが!?


今年で放送から20周年を迎えたアニメ『カウボーイビバップ』。同作と言えば、先日亡くなられた石塚運昇さんがジェット・ブラック役として出演されていた作品。石塚さんの代表作のひとつと言える作品でしょう。

そんな『カウボーイビバップ』の“極上音響上映”イベントが、立川シネマシティで行われました。

このイベントは、アニメ第1クールと2クールを8月18日(土)と25日(土)の二週にわたって上映。その前に、“音”と“画”のふたつのテーマで制作スタッフによるトークショーが実施されました。本稿では8月18日の“音ビバップ”の模様をお届けします。

イベントには監督を務めた渡辺信一郎さんと音楽プロデューサーの佐々木史朗さん、そして脚本を担当した佐藤大さんが司会として登壇。亡くなられた石塚さんとの思い出話を交えつつ、制作当時の裏話の数々で集まったファンを楽しませました。


石塚さんとの出会いは『マクロスプラス』

お馴染みのオープニングテーマ「Tank!」と共に渡辺監督と佐々木さんが登場。3名の着席したテーブルにはお酒が用意してあったのですが、これは石塚さんへの献杯のためのもの。石塚さんが「お酒が大好き」だったのでまずは献杯をしつつ、石塚さんに思いを馳せます。

スタッフ陣に訃報が入ったのはこのイベントの前日だったようで、渡辺監督もまだ戸惑っている様子。「昨日の今日なので心の整理がつかず上手く喋れない」と話していましたが、ここで『カウボーイビバップ』以前に石塚さんと出会った『マクロスプラス』について振り返って行くことになります。

この作品は河森正治さんの代表作『マクロス』シリーズのひとつで、渡辺監督も共同で関わられていました。本作での石塚さんは、主人公イサム・ダイソン(CV:山崎たくみさん)のライバルであるガルド・ゴア・ボーマン役。

当時29歳の渡辺監督は、「今のアニメの音響は良くない」「声優の演技も良くない」と話していたそう。監督自身で「今思うととんでもないクソ生意気な意見」とおっしゃっていましたが、その意見を受けて石塚さんをキャスティングしたのが音響監督の三間さん。

渡辺監督は、石塚さん演じるガルドの声を聞いて意識が変わったそうです。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1536214085