毎日新聞 2018年8月1日 09時01分(最終更新 8月1日 09時11分)
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濱田保徳小松島市長(奥)に金長大明神の存続を求める「金長神社を守る会」の服部宏昭会長(右から2人目)ら=徳島県小松島市役所で2018年7月31日、大坂和也撮影


 ジブリ映画など数多くの作品に取り上げられた金長大明神(通称・金長神社、徳島県小松島市中田町)が公園再整備で取り壊しの危機にある問題で、「金長神社を守る会」の6人が31日、
存続を求める国内外1万186筆の署名を濱田保徳市長と武田清議長あてに提出した。同会は「文化遺産として価値は計り知れない」と訴えた。

 署名は手書きで3092筆、インターネットで7094筆を集めた。ネット署名は米国、中国、韓国、スペインなど国外からも寄せられたという。

 会長の地蔵寺住職、服部宏昭さん(63)=同市松島町=らが「市の計画に反対なのではなく、心配し応援する声を聞いていただきたい」として署名を提出。濱田市長は「調査段階なので、今の段階では返答ができない」と話した。

 市は現在の市営グラウンドを取り壊し、防災拠点となる都市公園として整備するとしている。グラウンド内の神社も取り壊される懸念がある。【大坂和也】

https://mainichi.jp/articles/20180801/k00/00e/040/201000c