■「日本語が上手と言われたら、それは何かが間違っていたということ」

ロシアと日本では多くの人々が相互理解を深め、各国の関係を改善するために尽力している。
それはロシア語と日本語の教師、学者、通訳者、社会活動家、スポーツ選手、文化人などである。
ロ日交流年に、ロシアと日本をもっと近づけたいと考えている人物、
アニメ史上初のロシア人声優エヴゲーニヤ・ダヴィジュク氏のインタビューをお伝えする。

エヴゲーニアはノボシビルスクで生まれ、子どもの頃から他の多くの子どもたちと同じように日本のアニメに熱中した。
その後、そのアニメが彼女の人生を変えた。現在、エヴゲーニアは東京に住んでいる。
流暢な日本語を話し、娘を育てながら、司会者、通訳者として働き、もちろん映画の吹き替えもしている。

◯スプートニク: 子どもの頃の趣味がどのようにして生涯の仕事に変わったのですか?

■エヴゲーニア: 私の父親は軍人で、頻繁に異動があり、家族全員が父親の異動にあわせて引っ越しを繰り返しました。
もしかすると、だから常に外国語に惹きつけられていたのかもしれません。そしてアニメにも惹きつけられました。
最も印象的だったのは映画「セーラームーン」でした。そのとき、それまでに私が見てきた日本やアメリカのアニメはこの映画とは比較にもならないと分かったんです。吹き替えの向こう側には、ロシア語とも英語とも違う馴染みのない言葉が聞こえました。それが日本語であると知ったとき、私は自分も大好きなアニメキャラクターと同じように話したいと思うようになりました。そこで、私はノボシビルスク大学で学び、日本センターの日本語コースを受講しました。けれど、私は音楽と歌も好きだったので、あるとき日本のアニメの吹き替えに挑戦することにしました。今でこそロシア語吹き替えの日本アニメはたくさんありますが、当時はほとんど存在しませんでした。私は友人や他のアニメファンを喜ばせたいと思いました。後になって、私の発案で日本センターにアニメーション・クラブが設立されました。

◯スプートニク: おそらく、最初は素人っぽく見えたのではありませんか?

■エヴゲーニア: すぐに日本語から翻訳するのは私にとっては難しかったので、
最初は英語から翻訳して吹き替えていました。2000年、私はこのジャンル、日本アニメのかわいいキャラクター、
宮崎駿の映画や新作アニメなどについてのウェブサイトを作りました。
そのサイト上で、私は自分が歌う日本のアニメソングも公開しました。
一部は自分で翻訳したロシア語で歌い、部分的には日本語で、日本の歌手のやり方を真似て歌いました。
そのサイトが日本で注目され、センセーションを起こし、日本に私のファンができました。
そして、2002年に日本のテレビ局に招待されてテレビ番組に出演しました。

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https://jp.sputniknews.com/opinion/201806255037219/
続く)