記事:https://oriver.style/cinema/exclusive-power-rangers2/

2017年7月15日に日本公開されると、特撮ファンやヒーロー映画ファンの歓迎のみならず、青春映画としての完成度も高い評価を得た映画『パワーレンジャー』。

ORIVERcinemaでは、2017年6月3日に本作プロデューサーのブライアン・カセンティーニ氏にWeb媒体独占インタビューを行っていた。実はその際、『パワーレンジャー』続編制作に関する発言を引き出していたのである。ブライアン氏によると、進行に向けて鋭意努力中の『パワーレンジャー2(仮題)』は、アメリカでも人気が高いグリーンレンジャーをフィーチャーした内容になるという。


【注意】

この記事には、映画『パワーレンジャー』のポスト・クレジット・シーンの描写が含まれています。


ORIVERcinemaのWeb媒体単独取材に応じてくれたブライアン・カセンティーニ氏。 cORIVERcinema
https://oriver.style/cinema/wp-content/uploads/2017/06/power-ranger-interview-brian-3.jpg

筆者が「続編も期待しています」と尋ねると、ブライアン氏は「第二作を手がけることにとても興奮しています」と回答。「進行中なのですか?」の問いかけには「イエス」と明言していた。

『パワーレンジャー』のポスト・クレジット・シーンでは、グリーン・レンジャーことトミー・オリバーの存在を示唆する描写があった。続編では、ティーンエージャー版のグリーンレンジャーとして登場するという。原案となった米TVシリーズ版『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』では、当初はヴィランであるリタ・レパルサに洗脳された悪のレンジャーとして登場するのだが、ブライアン氏は「その設定は変更するつもりだ」と明かした。

「第二作では、トミー・オリバーがグリーンレンジャーとなる様子も描かれますよ。まだキャスティングは決まっていませんが、既にいくつかアイデアはあります。」

ちなみに、『パワーレンジャー』終盤の戦闘シーンでメガゾードの写真を撮影していた夫婦は、オリジナル版『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』のピンクレンジャー役エイミー・ジョー・ジョンソンとグリーンレンジャー役ジェイソン・デビッド・フランク。ブライアン氏は、ロサンゼルスで開催されたワールド・プレミア上映時、このカメオ出演の場面で会場から歓声が上がったと振り返るが、それ以上に大きな絶叫が響いたのが、トミー・オリバーの示唆シーンだったという。

「もの凄い歓声でした。グリーンレンジャーはアメリカではとても有名なキャラクターなんです。」

なお、『パワーレンジャー』続編の制作は現時点(2017年8月)でサバン・ブランドやライオンズゲートより公式にアナウンスされているわけではない。あくまでもプロデューサー一個人の発言ではあるが、主要関係者による続編実現への動きは事実のようだ。日本のファンは、『パワーレンジャー』続編では、どんなシーンに期待すべきだろうか。