感染者2万人突破の愛知 正月休み明けから急増 警察学校でクラスターも

 愛知県内の新型コロナウイルス感染者は13日、累計2万人を超えた。昨年1月に最初の感染者を確認後、1万人には10カ月を要したが、その後わずか1カ月半で2万人に達した。

 特に正月休み明けの今月5日以降急増し、高止まりが続いている。名古屋市の浅井清文医監は県の専門部会で、年末年始の知人との会食や家庭内での感染が疑われるケースが出ていると指摘。20〜30代の若い世代で感染が再び増えているとして拡大を懸念している。

 12日現在の入院者は702人、重症者は51人で、ともに過去最多を更新した。病床使用率は64%、そのうち重症者用病床使用率は50%に上っている。

 同県警は13日、警察学校(同県春日井市)の初任科生8人の感染を発表した。同校の感染者は計13人となり、県が14日にクラスター(感染者集団)に認定する方針。同校は全寮制で他に約10人が喉の痛みなど体調不良を訴えているという。県警全体では計108人となった。