人の往来一つとっても、昨年の日韓の往来は、900万人を超え過去最高となりました。特に日本を訪れる韓国の方々は、近年急激に伸びており、
中国に次いで第2位となっています。また、日本における韓国文化への関心の高まりを受け、最近では韓国を訪れる日本人も増えており、本年の往来
者数は1,000万人を超えるものと予想されています。昨今は日本で、チーズ・タッカルビが大流行し、K−POPの歌手が人気を博すなど、第三
次韓流(はんりゅう)ブームと言われる現象が起こっております。このような活発な人的往来や緊密な経済関係、そして文化の交流は、正に98年の
小渕総理と金大中大統領が日韓パートナーシップ宣言で謳(うた)った国民交流と文化交流、そして金大中大統領による日本文化開放の決断の成果と
言えるものであります。
 20年前のこの両首脳の決意は、現在を生きる私たちにも引き継がれています。先月ニューヨークで私は文在寅(ムン・ジェイン)大統領と日韓首
脳会談を行い、日韓パートナーシップ宣言20周年を祝うとともに、未来志向の日韓関係を発展させていくことを改めて確認いたしました。
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201810/09japan_korea.html