さて維新大勝利を伝える朝日新聞の興味深い社説です。

(社説)大阪4重選挙 都構想巡る議論深めよ
https://www.asahi.com/articles/DA3S13969327.html?iref=editorial_backnumber
https://megalodon.jp/2019-0417-2017-48/https://www.asahi.com:443/articles/DA3S13969327.html
http://arc / hive.fo/k3wmQ ( / をとる)
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この朝日社説がメディアの言論として異彩を放っているのは、選挙で圧勝し「民意」を得たはずの大阪維新の会を、ボロクソに批判していることです。

「維新による脱法的な行為は看過できない」とお怒りです。

 忘れてならないのは4重選挙となった経緯である。府知事と市長の任期途中での辞職と立場を入れ替えての立候補という、維新による脱法的な行為は看過できない。

「不意に選挙を仕掛け、自らが率いる政党の押し上げを狙った松井氏と吉村氏は反省すべき」、「今後の都構想論議で「奇策」を弄(ろう)してはならない」と批判します。

 維新代表で大阪府知事だった松井一郎氏と政調会長で大阪市長だった吉村洋文氏がそろって辞職したのは、任期満了に伴い予定されていた府議選と市議選に首長選を重ね、議会選に臨む同僚を後押しする狙いだった。
辞職した2人がそのまま府知事と市長に再選しても、公職選挙法の規定で任期は辞職前の残り期間に限られる。それをすり抜けようと、立場を入れ替えての「クロス選」に打って出た。

 再選を目指す現職が有利になるよう、辞職によって選挙の時期を選ぶ事態を防ぐのが法の趣旨だ。不意に選挙を仕掛け、自らが率いる政党の押し上げを狙った松井氏と吉村氏は反省すべきであり、今後の都構想論議で「奇策」を弄(ろう)してはならない。

この社説には朝日新聞論説室が大好きなはずの「民意」という単語が見当たりません。
大阪府知事選、市長選、府議選、市議選にことごとく「大阪維新」が勝利しても、朝日新聞論説室には選挙結果に「民意」が見えていないのです。