産経新聞が赤字で『全国紙』の看板を下ろす可能性 将来的な身売りを予測する声も 2018年12月25日 11時40分 週プレNEWS

"正論路線"の産経新聞が「ややマイルド化」している、のっぴきならない裏事情 2018年12月19日 06時10分 週プレNEWS
産経新聞といえば、「正論路線」と呼ばれる右派バリバリの論調で有名だ。ところが最近、その産経の紙面に何やら変化の兆しが......。
「右派路線が基調にあるのはもちろん相変わらずです。ただ、時々『あれ、これって本当に産経?』と驚くような論調の記事が掲載さ
れるようになったんです」(全国紙社会部記者)
 例えば、11月18日に掲載された「『朝鮮人虐殺事件』の真相 何が群衆をあおったのか」という記事。産経はこれまで「関東大
震災時の朝鮮人虐殺はなかった」という論調の記事を比較的多く紹介してきたが、この記事は多くの朝鮮人が殺された事実を認め、流
言を広めたメディアの責任まできっちりと戒(いまし)めている。
 その論調は、むしろリベラル寄りといっていい。ほかにも、最近ではこうした記事が散発的に見られるのだ。

この"微妙なマイルド化"の理由は何か? 産経新聞関係者がこうささやく。
「昨年6月に就任した大阪社会部出身の飯塚浩彦社長が、前任の政治部出身社長の下で進められてきた政治部主導の『正論路線』に危
機感を抱いているんです。右派バリバリの論調はネトウヨには評判がいいけれど、あまりにも紙面が偏りすぎていると広告主からは敬
遠され、広告料が伸び悩んでいる。