個人的な事ですが、羽田国際線の下見にサイクリングで多摩川土手の遊歩道を通りました。
丁度桜が八分咲きで日差しもあり河川敷からの景色はとても美しく気持ちが良い。
そしてこの景色は何か見覚えがある。........何だったのだろうか。........
そして思い当たりました。
遠くに見える線路と川、そうだこれは「はいすくーる落書き」で由貴さんが生徒たちと歩いた道だ。
もう30年以上前になるが、なぜか覚えている。
教師のドラマはあれからも数多くあったが、自分はあれほど生徒と真剣に向き合ったドラマはなかったと思う。
本編も、特別編もとても厳しいラストで、ハッピーエンドの楽しいものでは無かったけれど
そして再放送ができない、強い批判にさらされたけれど、
あれほど思いの詰まった学園ドラマは自分は見たことがない。
いまでも木陰から「いずみちゃーん」の生徒達の声が聞こえてくるように思えました。

「ついの夏かは」で彼女の演じた病気と闘いながら頑張るソーシャルワーカーの姿は
同じように病気と闘っていた沢山の方から、励まされた、見習いたい、感動したと多くのお礼の手紙があったと聞きます。
確かカネボウヒューマンライフスペシャルとかで視聴率も20%を超えていたと思いましたが、
いまはあの枠は無くなってしまったのか、カネボウ化粧品というのもあまり聞かなくなりましたし。
彼女はいわゆるトレンディドラマにはキスができないこともあるのか、記憶にありませんが、
その代わり女性の生き方とか生涯とかのものが特に多かったように思えます。
(遠い昔のことで、忘れ去られていくでしょうが)

遡ってみると彼女を見出したのはシンデレラコンテストではない。
あのコンテストでは落選の補欠で東宝芸能はほとんど何もしていない。
彼女を見出したくれたのは野村誠一さん、彼がミスマガジンの応募を強く説得してくれ、
水着グラビアモデルとして世に出してくれた。
グラビアモデルでここまで頑張った人はいるだろうか。

最近の彼女は「欠落している」とか「不完全」とか自信のない言葉が多いように思います。
虐められてきた人は、自分を卑下し過ぎ、信頼する人の強い要望を断れないというのはこないだ書きましたが
自暴自棄になってしまうことが心配です。
何を言いたいのかというと彼女にこう、もう一度言いたいのです。
あなたを見て感動し、生きる元気をもらった人は沢山いる。
運命のいたずらで歌を歌い、女優になったが、あなたが生まれてきて本当によかった、自分はその運命に心から感謝していると。