>>247

>陸軍だと出世についての標語で【一天二表三敬礼】とあるがこれは天保銭(陸大)を出ているかが一番、
> 表(予算資料や計画表)を上手に作れるかといった事務仕事が出来るかが二番、
>敬礼が綺麗(本人だけでなく部隊の見た目)かが三番 となる。

過去スレでも言ったが、戦時中に幼児だった現在の保守論客などは、全部ではないが、戦時中の日本軍の思想、行動に肯定的な人が多い。
ところが、ほとんどもう亡くなっているが、戦時中に戦地に実際に行った戦後の保守論客(山本七平、林健太郎、会田雄二など)は、
どっちかというと否定的な人が多い。(左翼と違う意味で、どうしても、日本軍の思想、行動、全体の戦略を俯瞰してしまうらしい)
山本七平氏が、あなたと同じようなことを言っていたのを何かの本で読んだ。合理的よりも非合理な他から見られる見た目の美しさなどを重視したようだ。
戦艦大和の特攻は、日本人を鼓舞する面が強かった。しかし、戦略的意味は? と質問すると「それは、言うな」となる。
レイテ湾に突入した小沢艦隊は、多分、レイテ湾に集積された米軍の夥しい軍事物資や人員を艦砲射撃することを武士らしくないと思ったに違いないと個人的に感じる。
「海軍軍人がやることは、艦隊決戦だ」とね。陸軍幼年学校から陸軍大学に進んだエリート達が、悪いわけではないかもしれない。
悪いのは、美しい形や精神力に拘った日本の教育かもしれない。
話は、飛ぶが、最近の出版された本だが、渡部悦和氏、江崎道朗氏の共書「言ってはいけない 国家論」を読んでください。リアリズムで考えることの大切さを改めて感じた。