中道は極右からは極左に見える  、片桐勇治(政治評論家)
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小池氏や希望の党のように極右から見れば、立憲民主党は確かに極左に見えるでしょうが、
基本的に立憲民主党は今のところ中道です。
戦後の思想的な座標からしても、立憲民主党、社民党、そして共産党も今や中道路線であって、
そこに過激思想は見られません。むしろ過激な思想は右派が圧倒的に多くなっています。
それは革命主義が今や右翼だけになっていることということです。

世の中がかなり右傾化しているので、実は中道の部分の政治勢力がなくなっているわけです。
そこに立憲民主党、社民党、共産党などが入っている状態で、そしてその勢力を求める国民の声が大きいわけです。

安倍首相が野党つぶしをしてると言われていますが、こう見ると明らかなようにその本質は野党つぶしではなく、中道つぶしなのです。
日本の政治風景においてこれは非常に重要なことです。
これは小池氏や前原氏についても同じです。この3人とも右翼政治家ですから、
当然のごとく傾向とやることが一致するわけです。
そして、言うまでもなく、これは偶然の一致ではなく、背景が同じものと考えるのが自然です。