>>852
>>犠牲者が多く出るって、強くないってことだと思うけど
>日本軍は刀とか素手とかやらない主義だと脳内設定してるみたいだし

明治維新後の日本陸軍は始めこそフランス陸軍を手本としていたが、ドイツ陸軍の信奉者となる。
そして当のドイツ陸軍は圧倒的な火力主義軍隊であった。そして当然のごとく日本陸軍も火力の集中
などといったドイツ型火力主義へと傾倒。しかし、日露戦争後白兵主義へと転換していくこととなる。
それには山田朗氏らによる近代史研究の中で4つの原因が挙げられている。

一つ目は、日露戦勝初期はドイツ式の火力主義で戦闘を行っていたが、すぐに弾薬の生産が追いつか
なくなったこと。二つ目に日露戦争中の日本軍は、要塞戦にほとんど効果のない榴散弾を主に使い続
けたため、砲兵の効果がほとんど見受けられず、砲兵に対して不信感が増した。三つ目に、ロシア軍が
フランス式白兵主義であったため、その白兵にしては損害率が低かったというところに注目した。
最後に、日本人のドメスティックな感情がもっとも影響していると考えられる。つまり、海外と同じ
武器生産力をつけるのではなく、現状に合うように組織を変換した