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三密は煩悩の源泉も受け入れる

密教以外の宗派では、「身・口・意」の3つは、「煩悩の源泉」
と考え「三業(さんごう)」と呼んでいます。

「三業」
身体=楽をしたい、美味しいものを食べたい、異性と交わりたい
口=悪口や陰口、自慢話、噂話
意識(心)=バレなければ何をしてもいいと思う心、ズルをしようと思う心

人の煩悩は、この3つのどれかに集約できるというのが、この「三業」
の由縁でもあります。確かに、人の背負う業でもある「三業」ですが、

密教では、この3つの業でさえ、受け入れます

なぜなら、この世のすべてのものは、大日如来が
偏在しているものだからです。
つまり、こうした煩悩の中にも、何かの真理が隠されていて
、これを正しく用いることこそが、「悟り」へ導く材料に
なると考えているわけです。
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