MKウルトラ計画

LSDをCIA職員や軍人、医師、妊婦、精神病患者らに投与する実験を行っていた。
LSDや他の薬物が常に被験者からの事前の同意なしに投与されていた。
そうした行為は、第二次世界大戦後にアメリカが調印したニュルンベルク
綱領に違反している。

被験者の「募集」も非合法の手段がしばしば用いられ、更に
「被験者の合意(認識)なく、薬物の投与を受ける」という
事実を隠蔽して行われた(ただし実験への参加は任意であった)。

大掛かりな実験を行うことが多く、77日間連続でLSDを投与したこともある。
LSDを投与して自白を引き出す理論が確立されたころ、敵側の人間に
使用する事前予行として、売春婦を用いてギャングのリーダーを誘き
寄せ、飲み物にLSDを混入させる実験までも行われた。

その実験で、隣室の売春婦と会話する内容を盗聴したところ、
「自分や自身の組織が犯した殺人や詐欺など、重大な犯罪について話をした」
らしい。 しかし、LSD服用による効果は個人差が激しく、必ずしも自白と
いう行動をするとは限らない。「余りに予想だにしない結果を生む」という
ことで、結局LSDを使った実験は打ち切りとなった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/MK%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E8%A8%88%E7%94%BB