ただ黙って少し長い顎を触りながら
じっとしている三つ四つ聞きたいこともあったが
これも一つの縁なのかその場を後にした
破綻した説明の最中に届く青紙は
生活に困った恐怖心をよりいっそう
色濃くし青ざめた顔が鏡にのこる
触れてはいけない呪いの手紙
脅かすかのように女は低い声で
嗤うのを聞いていたらしい暗い灯りのない自室の
右奥にある古くなったごみ箱に丁度
丸めた手紙を入れたところだった
「何か呟けばこの謎は解決するか」
そう悩み拳銃の引金をひくのを躊躇い
男は今日の少しの米を食らう
綺麗ないい匂いのする女じゃった。
そう夢に見た女、