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2021年4月5日 6時0分スポーツ報知

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ビーグル(ロイター=本文と関係ありません)

 4日午前7時55分ごろ、鹿児島県薩摩川内市百次町の農道で、近くに住む無職・鬼塚正市さん(54)が飼い犬にかまれ、血を流して倒れているのを通行人が見付け、119番通報した。鬼塚さんは右腕と左耳をかまれるなどして病院に搬送された。

 薩摩川内署によると、鬼塚さんは午前7時30分ごろに、毎朝の習慣である散歩に行くため、犬を連れて自宅を出発。400メートルほど離れた現場で飼い犬にかまれた。偶然近くを通りかかった人に助けを求め、通行人が通報。その後、鬼塚さんは意識不明の重体となった。出血がかなりあり、出血性ショックの可能性もあるという。

 犬は、外見はアメリカンビーグルに似た雑種で、体高は約50センチ、体長は1メートル弱の雄。年齢は推定6歳で、元々は保健所にいた保護犬だったものを、4年ほど前に鬼塚さんが譲り受けたものだった。通報時には、鬼塚さんの周囲をウロウロと歩いていたが、消防や警察などが駆けつけて周囲が騒然となったため、現場から逃げ出した。

 約1時間後、騒ぎを聞きつけた鬼塚さんの妻が現場付近で犬を捕獲。その後の調べで、昨年も鬼塚さんの肘にかみついたことがあったことが判明した。他の被害は不明という。現場は九州新幹線川内駅から数キロ離れており、農地の中に民家が点在している。