=== 忠臣蔵総合スレッド〜7幕目 ===
>>96
萬屋錦之介が晩年に吉良をやっていたら超えなくても、それに次ぐ出来になっていたかもしれない 里見版がひとつの時代の変わり目という感じ
この前見たけど古く感じなかった
あれ以前の作品は今見ると解釈に古臭さを感じる部分がある
もちろんそれはそれで良さもあるんだけど 昨日の忠臣蔵は浪士が内蔵助を「太夫」とよんでたな
やっぱワイは「ご城代」のほうが好き >>103
わかる
あれが現代まで続く忠臣蔵のスタンダートを作ったなって感じがする
言い方を変えると、これまでの昭和忠臣蔵にはまだあった、
昔ながらの舞台とか講談の匂いが消えて、現代の”テレビドラマ”に
したなって感じ
今でも忠臣蔵を何も知らない人が入門するには、あの年末大型時代劇版が
一番だと思うし
で、89年の幸四郎版大忠臣蔵がさらにそれを推し進めて完成させたなって感じ
皮肉にもこの二作が王道を極め過ぎたせいか、現代の忠臣蔵は
変化球ばかりになってしまったが 解釈って点では昔の忠臣蔵と一番大きな変化だと思ったのは、
内蔵助が内匠頭の刃傷を批判した台詞があったことかな
「少々ご短慮でしたな」みたいな
今となっては吉良が絶対悪で、内匠頭を徹底的に善玉で悲劇の殿様に
してしまうと「いやいやそれは…」って、視聴者にも素直に納得されない感じに
なったと思うが、ちょうど里見版の1985年って、作り手も視聴者もそういう風に
相対的な解釈をするようになりつつあった変化の時期だったんだなと思う 長谷川一夫の忠臣蔵観たけど化粧が濃いから皆同じ顔に見えて大変だった
大忠臣蔵のじっくり丁寧に描く重厚な群像劇も大好きだけど昔の映画はセットや衣装がが豪華で楽しい >>107
メイクのせいとは言え息子がそっくりだった >>106
まさにそこだね
古い時代の忠臣蔵では内匠頭は絵に描いたような名君だけど
名君なら天地がひっくり返ってもあんな事はしないだろうと思ってしまう
里見版では内匠頭が刃傷の前に薬を飲んでいたり
心の弱い殿を家臣たちが必死に支えている感じで描かれていて
すんなりと感情移入できた
幸四郎版では激情型の内匠頭を近藤正臣が見事に表現し
内蔵助の言動も殿の扱いにくさを配慮したものになっていて
これも納得のいく解釈だった 三船プロの大忠臣蔵がおもしろいのは上杉と幕府を分けて3つ巴にしたことだな
三船丹波神山の謀略合戦がおもしろい
一方で赤穂浪士の単細胞ぶりが笑えるというか笑えないというか >名君なら天地がひっくり返ってもあんな事はしないだろうと思ってしまう
刃傷を起こしたのは清廉潔白で純粋な性格だからこそ
吉良を許せなかったんだ、みたいな理由付けに
だんだん無理が生じてきたんだろうな そこはやはり現実寄りになったんだろうね
純粋すぎて現実社会に対応出来ない殿がいて
性格的には家臣も愛し慕っていたにしても
それを現実的に支えるには批判的な視点もなければ
藩の行政が立ち行かないだろうと思う視聴者が増えたと >>110
>内匠頭が刃傷の前に薬を飲んでいたり
この辺りは大忠臣蔵でも同様の描き方だったと思う
日頃真面目な人間程、切れると何をするか分からないというのは現実でもそうだなあ 石坂浩二が吉良やった時に
自分の見解(浅野は病にかかってたので実は吉良より
浅野の方が悪かった)で演じたかったが、
それを監督がokしなかったらしいよ
作り出された偶像を壊したくないんだろうね 火野正平は太秦の大御所スタッフに吉良やったらと言われてるらしいが
やるなら「斬らせてやろう」的なのがしたいらしい。
まぁ大石もかなりやり尽くしてるので吉良か浅野をいじるしかないよね。 >>118
>大石もかなりやり尽くしてるので
三船大石はある意味大石をいじった結果の産物なのかも 最後の忠臣蔵での桜庭ななみの嫁入り行列、綺麗だったなぁ >>118
中村嘉葎雄の吉良が見たいが無理だろな
60代の頃に演っていてくれたらなあ 吉本新喜劇の座員でお笑い一切無しの忠臣蔵が見たい。 顔で笑ってしまうやろ
坂田利夫の堀部弥兵衛
安兵衛は辻本顎
あかん、却下 >>124
真剣バージョンとギャグ満載バージョンでどんなかなー 浅野が病んでたのは描けても
吉良が悪くなかったというのはさすがに無理だろうな
少なくとも嫌な奴だったという事にはしないと
討ち入りが逆恨みの暴徒による虐殺になる
事実そうだったとしても作劇的には成り立たないわな 幸四郎版の討ち入りは手段を選んでなくて
かなり暴徒感があったw
まぁあれは内蔵助も安兵衛も疑い合い騙し合い
みんな相応に黒くて
良い人は不破と山吉だけみたいな話だったが >>125
ギャグのほうはやってたかも・・・確か記憶があるような・・・ 元禄繚乱の、討ち入り急進派には「仇討ちは必ずするから」とイイ顔しておいて、
裏では本命の浅野家再興運動を進めるという二枚舌もとい二枚腰の
内蔵助は良かったな
浅野家再興が決まりかけた時、仇討ちはどうなるんですかって
言われて「やめじゃやめじゃ、そんなもんやめじゃ!」って嬉しそうに言うのは
勘九郎内蔵助ならではだった
三船や里見や幸四郎の内蔵助じゃまず言わないw 「もしお家再興が成功したら討ち入りはどうすんの?」
って疑問はそれまでの忠臣蔵では結構ごまかしていて
内蔵助にはっきり明言させない事が多いんだが
(討ち入りは中止って断言しちゃうと大石の忠義キャラが崩れるから?)
元禄繚乱は討ち入りの準備とお家再興を二股かけて同時進行、
そして内蔵助にとっては再興こそが本命、討ち入りはそれが駄目だった
場合のみってはっきり描写してたのが新鮮だった このスレ見てても分かるけど
時代劇が廃れたのって講談が親しまれなくなったせいだね
みんな厳しい現実社会を生きるのに必死で物語を楽しめなくなったというか そんなに厳しいかなぁ
江戸時代から昭和初期の頃までなんて医療も発達してないから死に直結する病気がゴロゴロしてたし子供の乞食も多かったし社会福祉もまともなものがなかった
今は貧しいと言っても乞食をするほどじゃないし仕事は選ばなかったら何でもある
歯医者だって昭和から平成のはじめなんて地獄の痛さだったよ
今の歯医者は痛みが少なくて本当に感動するよ
何が厳しいのか、サッパリ分からん お家再興が現実的であったかどうかという問題もあるけどね
多くの忠臣蔵においては真の敵は吉良ではなく幕府御公儀で
柳沢の圧政下で取り潰された藩が再興されるなど思いもよらない
という描き方になっているが、その解釈も間違ってはいない お家再興が叶ったならば内蔵助一人で吉良邸に討ち入り吉良殿と刺し違える、
と言っていたのは里見版だったっけ?
それくらい現実味のない話だったという意味だよね
お家再興はあくまで隠れ蓑というのが主に採用されている解釈だと思うが
元禄繚乱のアレは新解釈だとしても賛否の分かれるところだろうね 大忠臣蔵 第40話で縁日のシーンがあったんだけど、屋台で売られてるお面が思いっきりプラスチックでワロタw
http://imgur.com/nH3045y.jpg >>135
さすがにスタッフも疲れて見逃したか
間に合わなかったのか
バレなくね?と開き直りか 今日あたりの話でお蘭も加倉井への忠誠心がだいぶ萎えたのかな
だからああいう結末が >>134-135
でも元禄繚乱の冒頭の光圀主従の解説コーナーで、旧赤穂藩の財産を
大石たちは当初はお家再興運動に注ぎ込んでいて、それが絶望的になると
討ち入りの軍資金として使い出したって、グラフ付きで説明した回があったな
資金の流れを克明に記した帳簿が残っていて、そこから大石たちの考えと
行動の変化が読み取れるって
だから当初はお家再興を本気で考えていたのは一応事実みたいなんだよな >>141
史実に基づけば良いというものではないからねー
なら浅野をもっと廃人に描かなければおかしいとか
いろいろ出て来る訳だし >>98
仰る通り幸四郎版「大忠臣蔵」は
ファーストオンエア時のオリジナル版こそが至高
後年の地上波再放送やCS時専の改悪編集には失望した覚えがある
CS衛星劇場ではかなり昔オリジナル版を放送してたらしいが
白鷗・幸四郎の同時襲名があるので再放送もあるかなと期待してる
未DVD化状態なので是非ともオリジナル版の形で実現してほしい >>141
随分昔に見たが、すっかり忘れていた
元禄繚乱の勘九郎大石は昼行灯ぽさも出てるし、そういう裏付けのある物語なのも興味深いね 歌舞伎や講談と史実との間で
何を採用し何を無視してどこでバランスを取るかというのが
脚本の手腕が問われるところだけど
長期連続ドラマだとどうしても時間が余るから
あれもこれもと盛り込みすぎてバランスを欠く傾向はある
かといって短すぎても物足りないし
5〜10時間前後が適切なのかなとは思う >>147
>あれもこれもと盛り込みすぎてバランスを欠く傾向はある
決めつけないでや 誰もが結末まで知ってる話だから
あまり長尺だと一般視聴者は「早くあの名場面が見たい」ってなる
ディテールを楽しみたいマニアックな視聴者なら良いんだろうけど 初回の視聴率は26.3%だったけどその後下がって不振って書かれてる
から視聴率的には苦戦したんだろうな マツケンのとかテレ東12時間ぐらいがほどほどまとまってるかなと思う。
三船の大忠臣蔵は引き伸ばしでアレコレエピソード足してる感じが。
5時間じゃ早足で足りないかな。 >>152
決して成功したとは言えないだろうな
もちろんあれを好きな人がいるのは人それぞれで否定しないが >>153
フジでやってた北大路欣也の忠臣蔵も
結構コンパクトにまとまってて評判も良いよ。
使いまわし古田求脚本っていう批判はあるけどね・・・ 森繁が「帰れ」と言うほど最初は吉良役を嫌がったのが意外
ttps://www.zakzak.co.jp/ent/news/171220/ent1712204645-n2.html 基本同じ話とはいえ古田のはあんまりだよな
全くの外伝やパロディ、変化球モノは別として
忠臣蔵の脚本はどの解釈やエピソードを持って来てはめ込むかというパズルなんだろうけど
全体の調和を取りながら新鮮味も出すというのはなかなか難しいんだろうな そういえば、チバテレで年末年始に吉右衛門が大石を演じた「忠臣蔵 決断の時」がやるな
これも確か古田脚本だったけか そう、古田脚本。これが通算3度目。その後、松平健の忠臣蔵で4度目の古田登板。
でもこの「決断の時」は垣見五郎兵衛との逸話が省かれたり、一部改変はあるよ。 なので、北大路版の忠臣蔵が個人的には1番好き。
主なエピソードはほぼ網羅されてるし。
松平健のは全然印象に残ってないわ。誰が出てたのかすら覚えてない。 今日から大忠臣蔵のOPが討ち入り仕様になったね
来週で見納めか…寂しくなる 船越英一郎は良い役者だと思うんだけど主役じゃないんだよなぁ
家老が一番しっくりくる
忠臣蔵なら大名で脇坂、家老で千坂辺りかなぁ
吉良って役柄でもない 同じシーンは良いとして、セリフまで同じだとさすがに引っかかる
まぁ同じ脚本家が何回も書くべきものではないんだろうな
他の人の過去の脚本からの引用も許される珍しい題材だし
オリジナリティを出しながら正統派で作るのはかなり難しい
高倉健の映画のやつをCSで見たがなかなかトンデモだった
吉良邸はたけし城みたいになってるし
大石「これから吉良を殺ーす!」だからな 映画はもうオーソドックスなのは作れないから
オリジナリティを出そうとすると変化球しかなくなる傾向 一番往生際の良かった吉良は芦田伸介かな?自分で腹を切ってたし
往生際良すぎるのもあれだが
あまりジタバタするのも小物臭が出て良し悪しだな >>164
さっき録画を見たが、ちゃちな筈の蒼い月もなかなかどうして。
いよいよ討ち入りかと思わせる。 寺田農と中野良子のこたつの件で音声カットがあった。
いい場面だったのだが、中野良子は何て言っていたのだろう。 先代の松本白鸚は立花左近を演じてるんだな
キッチーが内蔵助やったときはこのシーンお断りしたのではなかったっけ 五郎さんと総長、いいね〜 あの二人だけなんか昔の日活映画みたいでしたけど 今、三船敏郎のやってる
浅野は尾上菊之助、あぐりさんは佐久間さん
堀部安兵衛は渡哲也
41年前の 加倉井のセリフで音声カット。
お蘭と相対した緊迫の場面だったのに。
何て言っていたんだろう。 あれ自分も気になった
単語じゃなかったよね
それにしても高松さんあんなしょ〜もない作戦にひっかかるとはw >>178
サンテレビだな まだまだ先は長い・・・
まだ第3話だもんなぁ 忠臣蔵は映画か長尺のスペシャルドラマで一気に見るもんだわ >>183
へー(鼻ホジ)
人それぞれだと思いまーす そろそろ大河枠で忠臣蔵観たいんだけどな。元禄繚乱から18年だし
戦国と幕末にはもう飽きた
忠臣蔵だと泰平の世で1年もたすっていうのが工夫のしどころなわけで >>184
↑
この人ずっといるよね
>>185
まぁ大河だと余計な脚色を大幅に盛り込まないともたないから難しいだろうな
仰る通り太平の世で本筋以外を掘っても大した事は出て来ないし
生類憐みの令の世相なんかを延々とやっても見てる方は嫌になるだろう >>178
今日始めて見つけたんだな
すごいすごい
だがな、あと4話くらいで終わるんやで、小僧w 可能性が少ないってことだろ
忠臣蔵は過去もっとも回数が多い題材
真田をやり西郷をやりと同じこと繰り返してる大河だが忠臣蔵は難しい 原作のボリュームに対して映像化するのに適切な尺というものはあるでしょ
一話完結連続で好きに創作出来るものは別として
どんな題材でもそうだからそれを否定しても仕方ない ずっと常駐して同じような事を繰り返してる奴(里見版ヲタ)に言いたいんだがここはお前さんの日記帳じゃないから「難しいと思う」くらいの表現にしておいたらどうだ?
かなり浮いてるよ? 別に浮いてないと思うが
お前さんがこいつを嫌いってだけじゃね? あ、自分は>>185ね
しまった>>185は昨日の投稿だったのでID変わっちまった >>180
口の動きから見て「つんぼ」云々と言っているように思えるけど、何とも。 BSを途中から観ているのでわからないのだけれど、
加倉井さまの殺陣って大丈夫でした?
いや高松英郎って実際すっごく殺陣が苦手みたいなので・・・ 今何もかも打ち明けてワシの慈悲でも願おうというのか?
これだっけ? >>197
今youtubeでさっと見直したのだけれど
今度は口パクのところがわからなくなったw >>198
YouTubeで今あるのは編集されており、多分セリフごと飛ばされているので音声カット部分が分からなくなっている。
だから見比べるとYouTubeの方は加倉井のセリフ流れが少しおかしい。
しかし、YouTube版を見ている人は恐らく重度の忠臣蔵ファンなので、脳が勝手に補完してくれて不都合を感じなくなっている。
この春頃までには英語字幕版がほぼ全話あがっていて、流し見していたんだが、カットされていたかは忘れてしまった。 >>199
詳しくありがとう
今度DVD出るそうだがあちこち音声カットやられているのかな
サンテレビで一年観るのは大変だから
買おうかと思っていたのだけれど