アスペルガー症候群の子供の特徴

【難しい言葉、場にそぐわないほどの丁寧語を使う】

「ちなみに」「ところで」「逆にいえば」「おそらくは」などといった大人びた言葉を使うことがあります。

中略

基本的にアスペルガー症候群の子どもは友人同士の会話よりも、テレビや本などから会話を学ぶことの方が得意のようです。
そのために、こういった現象が生じるのだと考えられます。辞典で覚えた難しい熟語やことわざを不自然なほど頻繁に使うこともあります。
「やめて」という意味で「それは言語道断だから断固拒否します」とか「せいてはことを仕損ずると言いますから、そんなことをしたら弱り目にたたり目です」といった具合です。

男の子なのに女の子のようなしゃべり方をしてからかわれる子どももいます。
先生に指されて答えられず「あら、私こまっちゃったわ」といったようにです。
母親と一緒にいることが多いため、母の言い方をそのまま模倣しているのかもしれません。
大抵の子どもは男女の言葉の相違を理解してそれぞれの性別にあった言葉使いをするのですが、アスペルガー症候群の子どもはそういった使い分けが苦手です。