全国大会出場に2度失敗  “天才フルート奏者”Cocomiの実力は

2年前に「ELLE JAPON」の表紙でデビューした木村拓哉(47)と工藤静香(49)の次女Koki,(17)に続き、
長女のCocomi(18)が28日発売の「VOGUE JAPAN」の表紙を飾ることが明らかになった。

フランスを代表するブランド「ディオール」のジャパンアンバサダーにも就任した。

驚くのは、まだ何の実績もないCocomiが“いかにすごいか”の礼賛のオンパレードだ。
工藤静香にとって、この長女は、次女のKoki,と同様に“自慢の娘”なのだろう。

もっとも“天才フルート奏者”とか“日本一”などと周囲からヨイショされて
最も気恥ずかしい思いをしているのは当の本人かもしれない。

「心美さん(本名)は18年、19年と2年連続で全日本学生音楽コンクール東京大会の本選に出場しましたが、
いずれも全国大会の出場を逃しました。

ちなみに19年に東京大会で1位に輝き、全国大会に出場したのは埼玉県の公立高校の生徒。
厳しい言い方をすれば、あれだけ有名な先生にレッスンを受けていながら2回もチャンスをものにできなかったわけです。

親の財力によって、子供の伸びしろがある程度左右されるのはクラシック界の常識。げたを履かせてもらっていながら
公立高校の生徒に負けたことは、彼女にとってもショックだったはずです」

昨年10月に東京大会の本選後、結果発表を待つCocomiの姿を目撃したが、心なしか寂しげな様子だった。
恐らく、演奏終了後すぐに、自分が日本一の器ではないことが分かったのだろう。

そして改めて注目を集めているのが、工藤静香の用意周到さだ。工藤はKoki,のデビュー前は
自身のアルバムの中でKoki,に作曲を担当させるなど下地を整えていた。Cocomiの場合も徐々に伏線を張ってきた。

「Koki,のデビュー直後に、私は取材で工藤さんのソロコンサートに行きました。
なぜかキムタクやKoki,の話は最後まで出ず、長女が高校で手話を習っている話をしていました。
その時は不思議に思いましたが、昨年になると『女性セブン』で長女の話題が大きく取り上げられました。
今になって考えると、あれは工藤さんなりの“プロデュース”で、長女の存在を少しずつにおわせたかったのかもしれません」