【 ADHDと診断された子どもたちは本当に「精神疾患」なのか!? 】

特別支援学級をサポートしている多数の臨床心理士の意見を聞いてみたが、彼ら・彼女らは口を揃えて、
「家の中でのお母さんの態度を改善すれば、子どものADHDは大幅に改善されるんですよね」と述べている。

1970年代の後半頃まで、社会生活になじまない(今ふうに言えば「発達障害」)子どもが出来るのは、
親の育て方が悪いせい…と、一般に言われていた。
そしてその考えは、「自閉症スペクトラム障害」の診断が明確化されて以降は、否定されるようになった。
が、ADHDの子どもと、その親との関係を多数見ている臨床心理士は、
「あれじゃ子どもがかわいそう」と感じる場面を何度も目にすることがあるという。

子どもの「不適応行動」に頭を悩ませている母親を、さらにむち打つようで恐縮だが、
精神科でADHDの薬をもらうよりも前に、自宅での育児・教育のあり方を、もう一度、見直すべきではないだろうか。

//psycure.jp/column/11/