【 ADHDと診断された子どもたちは本当に「精神疾患」なのか!? 】

文部科学省が、『「生きる力」の育成』を重点課題とする学習指導要綱の改訂を実施した1998年、
特別支援学校及び小・中学校が併設する特別支援学級における教育支援のあり方も、
「発達障害」と見なされる児童に対し、積極的な“治療”を推奨する方針が定められた。
それを機に、各地域の保健所や福祉事務所の「こども相談センター」などが、問題を抱える子どもの保護者に対し、
児童・思春期精神科の受診を勧める件数が増えている。

確かに小児の「発達障害」の中には、向精神薬などの投与で症状が改善する種類のものも少なくない。
しかし、複数のタイプに分類される発達障害の中で、最も薬物療法が適用されやすい『ADHD(注意欠如・多動性障害)』については、
本当に薬が必要かどうか、もっと慎重に検討すべきではないのだろうか。

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