京都府立医科大学附属病院の医師が、手術中に患者の女性をスマートフォンで盗撮した疑いで逮捕されました。

京都府立医科大学附属病院耳鼻咽喉科の医師、新井啓仁容疑者(43)は去年11月、手術中に、全身に麻酔がかかった女性患者(27)の体をスマートフォンで盗撮した疑いが持たれています。

京都駅で起きた別の盗撮事件で警察が新井容疑者を任意で調べたところ、スマートフォンから手術中に盗撮したとみられる動画が見つかり、発覚したということです。

【京都府立医科大附属病院・夜久均院長】
「(全身麻酔で)全く知らないところで盗撮が行われたことは、患者の信頼を裏切るという形で、非常に遺憾に思っています」

警察の調べに対し新井容疑者は「黙秘します」と話しているということです。

手術中に盗撮したとみられる動画は他にも複数見つかっていて、警察は余罪があるとみて捜査しています。