インフルエンザ 流行期に12/07 09:48nhk
全国的にインフルエンザの流行が始まる中、山口県内でも医療機関を受診する患者が大幅に増え、県はインフルエンザが流行期に入ったと発表し、手洗いなど予防策の徹底を呼びかけています。
山口県によりますと、県内では先月27日から今月3日までの1週間に県内の68の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数が、前の週の53人から41人増えて94人となりました。
この結果、1医療機関あたりの患者数は1.38人と流行開始の目安とされる「1」を超えたため、県は6日「インフルエンザの流行期に入った」と発表しました。
前のシーズンと比べて2週間ほど遅い流行期入りだということです。
1医療機関あたりの患者数を地域別にみますと、山口地域が3人で最も多く次いで、下関地域が2.31人周南地域が1.91人、長門地域が1人などとなっています。
一方、厚生労働省などによりますと、インフルエンザワクチンは製造開始が例年より遅れた影響で例年並みの供給ができるのが今月中旬以降の見込みで、県内の医療機関への供給は今月下旬以降になる可能性があるということです。
県では医療機関に対して、多くの人が早めにワクチンを接種できるよう13歳以上のワクチン接種を原則として1回とするよう呼びかけています。
県健康増進課は「ワクチンの接種も感染予防のひとつだが栄養と睡眠を十分にとって石けんでの手洗いを徹底することが大切で、せきやくしゃみが出るときはマスクをつけて早めの受診を心がけてほしい」と話しています。