発電所の煙突から男性が転落死

煙突の撤去工事が行われていた唐津市の「旧唐津発電所」で31日朝、現場監督をしていた九州電力の社員の男性が煙突から転落し、まもなく死亡しました。

31日午前9時半過ぎ、唐津市二タ子にある「旧唐津発電所」の煙突の撤去工事の現場で、工事の進捗状況を確認するため煙突の階段を登っていた九州電力の社員重水省吾さん(48)が高さ20メートル以上のところから転落しました。

重水さんは10メートル以上落下して煙突の周囲にある配管に全身を激しく打ち、現場に駆けつけた医師がまもなく死亡を確認しました。

九州電力によりますと、重水さんは命綱を装着したということで、警察が事故原因を調べています。

九州電力は「このような事故が二度と起きないよう、原因の調査を進めたい」としています。

「旧唐津発電所」は昭和42年から平成16年まで稼働していた九州電力の火力発電所で、ことし4月から煙突の解体作業が始まっていました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20200731/5080006596.html