祈祷を行っていたが、祈祷の鈴の音は途中から猫が鳴らしており、月代は絞殺されて辺りには萩の花が撒かれていた。
金田一は、雪枝が殺された日に釣鐘が移動したという目撃情報を聞く。
さらに月代がこもった祈祷所を先代が「一つ家」と呼んでいたことを聞かされて、月代の死が「一つ家に」の句の見立てであることに気付き、読めなかった屏風の句が「鶯(うぐいす)の身を逆(さかさま)に初音かな」であること