>>721続き)

が、『クリエイター』はどうでしょう?
作品に感動したら、作者の人物像(プライベート)を知りたくなりません?
映画制作中の宮崎駿さんのアトリエの生配信がサブスクで販売されていたら、
僕は月額1万円払います。
一方、映画料金は一律なので、僕は宮崎駿さんの映画には1800円しか払えません。

ここで考えなきゃいけない。
つまり、

クリエイターは、「メインコンテンツ」を売った方が稼げるのか、
それとも、「メイキング」を売った方が稼げるのか?

…という問いです。
 
僕の読みでは、ここからの時代は後者になると見ています。
つまり、「メインコンテンツが無料で、メイキングが有料」という世界です。

実際に、このサロンがそうですよね。
僕の絵本は無料で読めますが、「その絵本をどう作り、どう展開していくか?」に
月額1000円が支払われていて、もはや、絵本(メインコンテンツ)の売り上げを遥かに凌いでいる。

オンラインサロンの売り上げは年間8億円チョットですが(全額エンタメに投資or寄付するよ)、
書籍の売り上げで年間8億円チョットをコンスタントに稼ぎ続けている作家なんて、
地球上のどこを探してもなかなか見つかりません。

つまり、
「クリエイターが売らなきゃいけないのは、メインコンテンツではなくて、メイキングだと思いますどす」
というのが僕の結論です。
#無理矢理京都