>>492続き)

となると、空いているのは
「世界展開ができるけど、地方ごとに見たら市場は小さい」という
『グローバルニッチ』で、それが『絵本』ですね。

絵本は、日本の場合だと「5000部〜1万部」でヒットと言われるような
小さな小さな市場ですが、翻訳のハードルが低く、
先週も『ほんやのポンチョ』の中国語版の出版が決定しました。
僕らは狙うのは、ここですね(*^^*)

絵本のストロングポイントは3つ。
@世界展開できる。
A子供が生まれてくる以上、常に新規ファンを獲得できる。
B寄贈需要がある。
C映画館が無い地域にも、エンタメを届けることができる。

@とAもBについては、これまでも散々議論してきました。
見落としがちなのはCですね。

先日、長崎県の壱岐島に行ったのですが、壱岐島には映画館がなく、
そういえば最近、足しげく通っているフィリピンのトンド地区にも映画館がなく、
そういえば世界のあらゆる地域には映画館が無いので、
映画を届けることはできませんが、絵本を届けることは可能です。

僕らのような後発組がエンタメで世界を獲るには、
ここから崩していくのが一番いいんじゃねぇかなぁと思っております。

ちなみに今日は、田村Pとその仲間達が、去年の北海道地震の
被災地の子供達に絵本『えんとつ町のプペル』(600冊!)を
寄贈しにいってくださるそうです。感謝。

映画ではリーチできない地域にもエンタメを届けて、世界を狙います。
現場からは以上でーす。