>>178続き)

僕が大喜利をやらないのは、一方通行エンターテイメントに対する……
いや、ぶっちゃけて言うと、ダウンタウン松本さんに対する
「僕はその一方通行のエンタメには参加しません」という意思表明で、
キングコング西野以降の日本の『面白い』は、
“「参加感」や「繋がり」の量”ということにしてしまおうと思って、
日夜、エンヤコラやってます。

この1〜2年で、少しずつ、ひっくり返ってきたと思います。
ゲームチェンジャーが一番インパクトを与えるので、
このまま突き進みます。

くれぐれも言っておきますが、だからといって松本さんのことが
嫌いだとか、恨みがあるだとか、そういうネガティブな思いは一切ありません。
「大喜利なんて面白くない!」なんてことも1ミリも思っていません。
大好きです。

松本さんは子供の頃からの僕のヒーローで、
心の底から尊敬している先輩なので、
キチンと正面突破で引導を渡したいと思っています。

ただ、海外の場合は、そのほとんどがシンプルにクオリティーの
喧嘩になるので、「クオリティーはどうでもいい」という話ではなく、
「作品のクオリティーでねじ伏せる時」と
「クオリティーを落として、参加感や繋がりを作りにいく時」
をキチンと使い分けていきたいです。

こういう話をビジネス書とかに書くと、
「私もクオリティーを落として、参加感や繋がりを重視した
イベントを作るー!」という人がポコポコ現れるのですが、
大前提として、そこには
「ああ、今回の西野はクオリティーを“あえて”落としてるんだな」
という信用がなくちゃダメで、つまるところ、
その辺のプロをクオリティーで黙らせる実力と信用がないと
「ただ、下手なだけ」なので、そこは見誤らないようネ。

一応、僕、漫才もテレビも絵本も、そこそこ勝った上で、
本日のような素人イベントをやっているので。
ここは押さえておいた方がいいですね(*^^*)