>>343続き)

1日中スマホにヘバリついていると、スマホの液晶画面の中で繰り広げられていることが
世界の全てのように錯覚してしまいますが、残念ながら、このスマホ世界での共通言語はまったく通用しません。

「井の中の蛙大海を知らず」というヤツです。

リアルに世界(海外)とアクセスしているのはスマホの方なので、
寄席に来られるようなお客さんを「井の中の蛙」と思いがちですが、
どっこい、日本の人口ピラミッドで一番盛り上がっているのがアラセブン(70歳前後)です。
日本の場合の『大海』は、スマホを駆使していない世代を指すわけですね。

アメリカに仕掛ける時は英語を使い、
スペインに仕掛ける時はスペイン語を使うように、
日本の『大海』に仕掛ける時は、その地の言葉を選ばなければなりません。

「フェーズ」「レイヤー」「アップデート」…この辺の単語は全滅です。
致命的なのは、この辺の単語が通用しないということを知らずに使ってしまうことです。
伝わらないと意味がないので自分がビジネス書を書くときは、
この辺の単語を極力外すように心掛けているのですが、
寄席や地方営業(キングコング西野に興味がない人達が集まっている空間)から離れてしまうと、
この辺りのバランスを欠いてしまうので、寄席や地方営業をとても大切にしています。

余談ですが、オンラインサロンの値段設定も、とても大切だと思います。
もちろんオンラインサロンごとに目的は変わってくるのですが、
僕はクリエイターや起業家(←僕のオンラインサロンはこの層が一番厚い)はもちろんのこと、
自分の活動内容的にも「『主婦』が継続できるサロンでないと意味がない」と考え、今の価格に設定しています。

先日サロン内に投稿した記事に対して、主婦の方から「プラットフォームって何ですか?」というコメントをいただき、
「ハッ!」としたばかり。
自分のツメの甘さを知った次第であります。

各世代の単語や道徳を把握した上で、ブッちぎりたいと思うのでありました。

【オンラインサロン】
毎日、議論&実験や、主婦とのじゃれあいを繰り返しています。