ゲーセンでは3人組だとレース系のゲーム以外にコインゲームくらいしか遊べる物が無かった。
レース系のゲームはほとんどやった事が無く、クラッシュしまくってずっと3人中最下位だった。
俺「運転の才能無いんかなw」
M「まぁゲームやし大丈夫やろ」
N「そうだよ、気にしない気にしない」
そう言って2人は励ましてくれた。
コインゲームは普通に遊んで気が付けば日が暮れていたので駅前で解散することになった。
俺「じゃあ俺はここで」
M.N「またね」
M「学校ちゃんとくるんやぞ〜」
N「まぁ無理しないようにね」
Nは俺が病気で学校へ来れていないと思っているらしい
俺「まぁ、気が向いたら行くよ。また学校で」
以前よりは学校に行く気が湧いた。
別にいじめられている訳では無かったし、行きたく無い理由がある訳でも無かった。
ただゲームに時間を割きたい、それだけだった。
けれどゲームにも寿命がある。
俺はいつもゲームをやるメンツと色々なゲームを転々とする様になっていた。
日に日にメンツも減って行く。自分の好きなゲームのグループに身を置いて行くからだ。
残ったのは地元が一緒で気の合う仲間だけとなった。