そんなゲーム漬けの日々を送りながら気付けば
中学3年になり、高校受験が迫ってきて塾に通うようになった。
そのため週3のin率のノルマを土日休みの2日にして貰った、部活が終わり塾に通い9時頃家に帰って風呂に入ってすぐに寝てしまう毎日
そんなある日、ベロさんからメールがきていた
「最近あまり来てないけど、忙しい?」
俺「ちょっと忙しいですが、部活ももう少しで引退なのでそうすればまたイン率上がると思います」
彼女「そかそか、待ってるよ〜」
疲れているが待ってくれている人が居るんだと思い
顔を出す事にした、顔馴染みのメンバーと新たに1人女の子が増えていた。15歳の当時の俺と同い年の子が増えたせいかベロさんは19歳にも関わらずおばさん扱いされていてまたイン率が下がっていたようだった
それから数日後また彼女からメールがきていた
「今週末会いに行っても良い?」
ちょっとドキッとした、別に付き合ってる訳じゃないけど友達以上恋人未満なくらいには仲が良かった
「良いですよ、どこ行きます?」
彼女「どこが行きたい?」
俺「んー、旅行」と冗談で言ったつもりだった
彼女「旅行ね!温泉行きたい!」
俺「良いですね!でもお金が…」
彼女「いいよ、出すよw」
俺「え、そんな悪いよ」
と言いつつもお年玉全額を使い粗悪PCを手に入れるという悪魔の契約をしたのでほぼ一文無しである
彼女「ええよええよ、お姉ちゃんとしてそのくらいはね」
俺「恩に着ます…」
こうして財源知れぬ彼女との温泉旅行が決まったのである。