関西の大学では「○回生」と呼ぶのなんでなん? | NHK | 大阪府
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240510/k10014442921000.html

2024年5月10日 11時19分

この春、大学に入学し、キャンパスライフをおう歌している学生も多いのではないでしょうか。

関西の大学では、自己紹介などで学年を伝えるとき、「○年生」ではなく、「○回生」という言い方が定着しています。

なぜ「○回生」という言い方をするようになったのか?

大阪出身で東京の大学に通った記者と、石川出身で京都の大学に通ったディレクターがその謎を追いました。

(なんでなん取材班 大阪放送局 記者 泉本亮太 / ディレクター 木下央之)

なぜ○回生、学生たちは…
「○回生」の謎。

まずは使っている本人たちに尋ねてみようと、学生の街・京都へ。

「あなたは今、『何年生』ですか?」

取材班はあえてこのように聞いてみたのですが、返ってきたのは…

「1回生です」

「2回生です」

ほぼ全員が「○回生」と答えました。

(略)

定着のきっかけは?
それほどまでに定着している「○回生」。

ことしの直木賞受賞作で、京都を舞台にした小説「八月の御所グラウンド」(万城目学 著)でも、「4回生」「5回生」という表現が出てくるほど。

その由来を調べていくと、京都大学が起源だという説に行き当たりました。

真偽を確かめるべく、京都大学へ。

高等教育の歴史が専門の西山伸教授に話を聞きました。

西山教授が取材班に見せてくれたのは、『以文會誌』という資料です。

明治43年に学生によって出版された雑誌で、文中に「2回生」という記述がありました。

(略)

※全文はソースで。