2021.1.15 21:30産経WEST

 15日午後2時ごろ、大阪府八尾市役所の窓口を男性が訪れ、「マスクを寄付したい」と市職員にトートバッグを預けた。市職員がバッグの中身を調べたところ、マスクの入った箱と、「コロナウイルス対策に役立ててください」と記して大阪府の吉村洋文知事と八尾市の大松桂右(けいすけ)市長にあてた封筒2通があり、それぞれに現金100万円が入っていた。

 八尾市によると、男性は60〜70代とみられ、市職員が名前を尋ねると「名乗るほどではない」とそのまま市役所を立ち去った。市では計200万円のうち、市長あての100万円は市の新型コロナウイルス対策の財源にあてる方針。府知事あての100万円は15日に府へ届けたという。


 大松市長は「直接お会いしてお礼を申し上げられないが、ご寄付の気持ちにしっかりと応えられるよう、有効に活用させていただく」とコメントした。

https://www.sankei.com/smp/west/news/210115/wst2101150043-s1.html