2019年03月20日06時00分
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/495599/

熊本地震の被災地に人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公ルフィの仲間8キャラクターの像を設置する計画を巡り、
県は19日、地震被害の大きい益城町や南阿蘇村などを設置場所とする配置案4案を示した。
県内31市町村が51の設置場所案を寄せていたが、10市町村に絞り込んだ。両町村と熊本市の計3市町村はいずれの案にも入り、
設置がほぼ確実な見通しとなった。

県によると、4案に入ったのは3市町村のほか、西原村▽阿蘇市▽大津町▽高森町▽御船町▽宇城市▽宇土市。
4案のうちA案は市町村の提案に沿い、B案は地震の記憶や教訓を伝える県の「震災ミュージアム構想」との連携を重視。
C、D案は県が8キャラの特徴が生かせるように、一部は市町村側に希望とは違うキャラや設置場所を“逆提案”するなどして決めた。
また、県は8キャラの像配置のタイトルを「麦わらの一味『ヒノ国』復興編」とし、
熊本こと「ヒノ国」に上陸した8キャラが被災地にエールを送る−とのストーリーも決めた。

県担当者は「訪日外国人客も訪れやすいように設置場所同士が移動しやすく、熊本空港からも近いことなどを重視した」と説明。
今後、4案から1案に絞った上で発行元の集英社とも協議し、4月中旬に設置場所を発表する。

ルフィの仲間像の配置案
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