2019年3月11日 16時53分震災8年

震災と原発事故から8年となる11日、福島市では、犠牲者を追悼する福島県主催の式典が行われました。

福島市で開かれた「東日本大震災追悼復興祈念式」には、内堀知事や遺族などおよそ390人が出席し、地震が発生した午後2時46分に黙とうをささげました。

式典の中で内堀知事は、震災と原発事故からの復興を念頭に、「8年の歳月が流れましたが、かけがえのない大切な人々や平穏な生活を奪われた悲しみが消えることはありません。県民の皆さんをはじめ、福島に思いを寄せてくれるすべての人たちとともに、前例のない困難な課題に挑戦し続けていきます」と述べました。

続いて、遺族を代表して、津波で夫と叔父を亡くした五十嵐ひで子さん(71)が、「主人や叔父との思い出を風化させず後世に伝えていきたいです。それが亡くなられた方々への供養になると信じています。これからも前を向いて一歩ずつ進んでいきます」と述べました。

このあと、郡山高校合唱部の生徒たちが合唱して、震災の犠牲者を悼みました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190311/k10011843931000.html