南海電気鉄道は17日、大阪市の難波地区に大型複合ビル「なんばスカイオ」を開業した。南海難波駅と直結する地上31階建ての建物には、飲食店や銀行の支店など約40店舗とオフィスが入居する。大阪ミナミの新しいシンボルとして、訪日外国人やビジネス客らの誘致につなげる。

同社の遠北光彦社長は同日のオープニングセレモニーで、「2031年のなにわ筋線開通に向けて商業やオフィスなどの集積を更に充実させ、難波を今後も発展させていきたい」と話した。

南海は18〜20年度に約400億円を投じ、難波駅周辺などを開発する。なんばスカイオの開業により、隣接する商業施設「なんばパークス」などとの相乗効果で、ミナミの集客力向上を見込んでいる。



日本経済新聞 2018/10/17 11:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36578940X11C18A0AM1000/