協定に調印した加計理事長(右)とチェバリアン理事長
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 吉備国際大(高梁市伊賀町)は4日、教育交流協定を交わしているロシア国立アカデミー人文大(モスクワ)と、単位互換制度などを柱とする「ダブルディグリープログラム」の実施協定を結んだ。

 これに伴い、両校の学生には、相手側への一定期間の留学と双方の修了要件を満たすことで、両校の学士号が与えられる。吉備国際大は「学生にとって、これまでより短い期間、少ない経済的負担で複数の大学の学位を取得できるのがメリット」としている。

 調印式は同日、ロシア科学アカデミーで行われ、吉備国際大を運営する学校法人順正学園の加計美也子理事長とロシア国立アカデミー人文大のアレクサンダー・チェバリアン理事長が実施協定に調印した。

 チェバリアン理事長は「『ロシアにおける日本年』である今年、日ロの大学がダブルディグリープログラムをスタートできることをうれしく思う」、加計理事長は「国際的な視野を身に付け、国際社会に貢献できる人材を養成していきたい」と話した。

 関係者によると、日ロの大学間でダブルディグリープログラムの実施協定を結ぶのは初めて。
(2018年10月05日 08時56分 更新)
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