共同通信
炭層メタンガス事業化を断念
北海道夕張市、生産少なく
2018/5/29 12:08
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 北海道夕張市が、地中にある炭層メタンガスの生産事業化を断念したことが29日、分かった。かつて産炭地だった同市は、発電などのエネルギー源として
石炭層に含まれるガスの活用を目指していた。2016年に全国で初めて試掘に乗り出したが、ガス生産量が想定より大幅に少なかった。

 市によると、企業などと連携して同市清水沢で試掘し、昨年9月から生産テストを行った。生産量は、想定していた1日200立方mを下回る35〜70立方mだった。

 今回の試験事業の総事業費は2億9千万円で、うち1億8千万円を企業版ふるさと納税や過疎債で賄った。市は、今年9月にも報告書をまとめる方針。
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