(2018/04/05 17:33)
 「カレンダーが届かない」と電話が鳴り続けている。ごみの回収日が書かれたカレンダーを巡り、市役所に1万件も苦情が殺到している。

 東京・府中市役所のごみ減量推進課は苦情の対応に追われていた。朝から電話が鳴り続いている。ごみカレンダーが届かないという苦情や問い合わせが市民から相次いでいる。苦情は1万件を超えているという。
わざわざ窓口に足を運ぶ人も。ごみ出しの日が書かれた「ごみカレンダー」。3月上旬には今年度版が12万7000世帯に配布されるはずだったが、4月になっても届かない家があるという。マンションの清掃員が見ていたのは…。
 マンションの清掃員:「(Q.カレンダーは届いていない?)お見せしましょうか?これで終わっちゃってますね」「(Q.3月のごみカレンダーで終わってしまっている?)はい。間違って(ごみを)出せば大変なことですよね」
 ごみの出し方は少々複雑だ。この地区では金曜日1週間ごとにペットボトルと燃えないごみを出す。水曜日は段ボールと雑誌が1週間ごと。新聞を出せるのは月に1回だ。
欠かせないカレンダーは、一体、なぜ届いていないのか。府中市はごみカレンダーの配布を業者に委託。
業者は当初、「配布した」と話したが、誤った地区に配っていたり1軒に5冊から6冊届いていたケースもあったという。業者に話を聞くと。
 配布を請け負った業者:「社長しか経緯が分かりません。社長は今回の件の対応で、終日、出掛けています」
 配られなかったごみカレンダーの行方は謎のままだ。
http://news.tv-asahi.co.jp/sphone/news_society/articles/000124481.html