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山形県で開発された大型のサクランボ「山形C12号」(同県提供)


 山形県は26日、サクランボの新品種「山形C12号」の開発に成功したと発表した。人気の高級品種「佐藤錦」など従来品種より果実が大きく、柔らかくなりにくいため日持ちにも優れる。
市場に出回るのは早くても2022年ごろになりそうだが、県は海外輸出も視野に、佐藤錦と並ぶブランド品種に育てたい考えだ。

 県によると、C12号の大きさは500円玉より大きい直径28ミリ以上が中心。19〜24ミリが中心の佐藤錦より大きく重さも約2倍。糖度20度以上と甘さも同等だ。

 従来のサクランボは実が柔らかくなり日持ちがしにくかったが、C12号は果肉が硬く日持ちするため、輸送に時間がかかる海外への輸出も期待できる。

 吉村美栄子知事は26日の記者会見で
「一口で食べられる大きさだが、食べ応えがある。サクランボ県の主力品種として羽ばたいてもらえれば」とアピールした。


500円玉より大きい 大型サクランボ開発に成功 山形県、ブランド化視野
産經新聞:2017.12.26 18:42更新