林野庁は、京都市左京区花脊の大悲山国有林にある
「花脊の三本杉」の1本が62・3メートルに達し、日本一の高さとなったことを確認した。

国内最高とされてきた愛知県新城市の傘杉(59・57メートル)を2・73メートル上回った。
3本は根元でつながるようにして生えており、最も高い「東幹」のほか、「北西幹」も60・7メートルと判明。
樹木の高さで日本の1、2位を占めることになった。

京都市中心部から約30キロ北の山林にあり、樹齢約1000年と伝えられる。
峰定寺のご神木として信仰を集めてきた。

高さはこれまで約35メートルとされていたが、昨秋に林野庁京都大阪森林管理事務所が
小型無人機「ドローン」で調べたところ、60メートルを超える高さと判明。
森林総合研究所関西支所(伏見区)の協力で詳しく調査し、東幹が日本一だったことがわかった。
残る「西幹」も57・2メートルで全国5位だった。

同管理事務所は「高い木が多いために強風から守られ、雷の影響も少なかったのでは」と分析している。

花脊地域にある森林公園「山村都市交流の森」では、
「日本一高い木が京都市内にあった!」と題し、12月9日にガイド付きの見学ツアーを開く。
午前10時、午後1時の2回で、同6日までに申し込む。
小学生以上で定員は各回40人(中学生以下は保護者同伴)。

写真:3本のうちの1本が日本一となった左京区の「花脊の三本杉」
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20171130/20171130-OYT1I50002-L.jpg

以下ソース:YOMIURI ONLINE 2017年11月30日 07時34分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171130-OYT1T50003.html