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写真の説明をする阪口博子さん(左)。奥に黒いフレコンバッグが積まれている=長崎市
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 原発事故で被害を受けた福島県の子どもたちと交流を続ける市民団体「福島と長崎をむすぶ会」が、被災地の現状を伝える写真展を長崎市の長崎新聞文化ホールで開いている。

 同会は2013年に発足し、長崎に福島の高校生を招待したり、講演会を開いたりしてきた。今回の写真展は、昨年に続き2回目の開催。
今年4月にメンバー3人が飯舘村や大熊町などを訪れ撮影した写真約30点や、除染土を入れるフレコンバッグを展示している。

 写真には、6年前から時の流れが止まったような、人気のない街並みや建物が映し出されている。
今年3月31日、飯舘村では帰還困難区域を除いて避難指示が解除されたが、訪れたメンバーの一人阪口博子さん(68)は、荒れた牛舎や家屋、街の至る所にフレコンバッグが積み上げられているのが気になったという。

 阪口さんは11年10月にも現…

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長崎)「除染しても戻れない」 写真展
朝日新聞:2017年10月15日03時00分