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出来たてのうどんを味わう住民たち。奥が開店準備を進めている古民家カフェ写真を見る

 九州豪雨で被災した日田市小野地区の住民グループ「すずれ元気村」(13人、石井幹夫村長)が、同地区でオープン準備を進めている古民家カフェ「谷のくまちゃん家(げ)」で手打ちうどんを販売した。
住民をはじめ、市内外から約500人が訪れて交流し、大規模な土砂崩れの傷痕が残る地区に久しぶりの笑顔が広がった。

 豪雨被害で、メンバーを含め、みなし仮設住宅などで仮暮らしをする住民も多いことから「地域を励まし、住民同士が交流する機会にしよう」と企画し、7、8日に開催した。

 両日とも昼前から次々に住民らが訪れ、メンバーは注文を取ったりうどんをゆでたりして忙しく働いた。
住民たちは釜揚げうどんを食べながら、互いの近況を報告。
災害の苦労をねぎらい合って、再会を喜んだ。

 同地区の吹春和子さん(75)は
「久しぶりに会った人もいた。こんな機会をつくってもらい、ありがたい」。
自宅が被災し市内の市営住宅で生活するメンバーの井上英行さん(65)は「たくさんの人が来てくれてうれしい」と感激。
豪雨被害を免れた古民家カフェについて「みんなで協力して早く開店したい」と話した。


手打ちうどん笑顔呼ぶ 日田・小野の「元気村」販売 市内外500人交流 [大分県]西日本新聞:2017年10月14日 06時00分