「焚(た)いて!」。
合図とともに青や黄色のライトがともる。
光は夜の闇を切り、弧を描き、輪を連ねる。

とっぷり日が暮れた岡山市内の公園で、一糸乱れぬ“光のダンス”を繰り広げるのは、
同市を拠点に活動するグループ「岡山勢」。

コンサート会場などでおなじみのケミカルライトを手に、キレッキレッの踊りで光跡を乱舞させる。
アニメソングやJ―POPに乗せたこのパフォーマンスは「オタ芸」と呼ばれ、
東京、大阪、名古屋などでも盛んだという。

同グループは、岡山市や倉敷市の若者たちが2012年に結成し、学生や社会人ら50人以上が所属。
週1回程度集まり、パフォーマンスを動画投稿サイト「YouTube」にアップしている。

「動きがそろうと達成感がある。光で表現した美しさをたくさんの人に知ってもらいたい」と
メンバーの岡山理科大3年倉田拳輔さん(20)は言う。

「オタ芸」とは、もともとアイドルのコンサートなどでファンが行う独特の応援のこと。
ライブ会場を飛び出して“昇華”した姿をご覧あれ。

写真:躍動感あふれるパフォーマンスを披露する岡山勢のメンバー
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以下ソース:山陽新聞 2017年10月04日 23時01分
http://www.sanyonews.jp/article/607612