神戸市兵庫区都由乃町の住宅地にある高さ約20メートルのエノキの樹上で、
希少な夏鳥「アオバズク」のひながすくすくと育っている。
白い羽毛をつけた2羽が親のそばで並ぶ姿が住民らの笑顔を誘っている。

アオバズクはフクロウ科で体長は30センチほど。
夏鳥として九州以北に渡り、平地や神社の林に生息する。
兵庫県版レッドデータブックでは絶滅の危機が増しているBランクに指定される。

親子が身を置くエノキは神戸の「市民の木」に選ばれ、樹齢は300年を数えるといわれる。
地元住民によると、昔から初夏にアオバズクが飛来しているといい、今年は7月下旬にひなが確認された。

日中は枝で休むが、時折足で体をかいたり、通行人をまん丸な目で見つめたりする。
近くに住む男性(86)は「見ていて飽きないし癒やされる。来年も元気なひなに会いたいね」と話していた。

写真:親鳥(左)のそばで枝にとまるアオバズクのひなたち
https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201708/img/b_10425893.jpg

以下ソース:神戸新聞 2017/8/2 05:30
https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201708/0010425892.shtml